男性の全身黒ファッションはダサいのか?
最初に答えを書きますが
おしゃれです!!
本来は全身黒ファッションはおしゃれですが、ダサいと思われる理由もあります。
今回は男性の全身黒ファッションが、ダサいと思われている理由と、全身黒のメリット、そしておしゃれなコーディネートを紹介します。
全身黒ファッションは最も簡単におしゃれに見せられるコーディネートなので、使わないのはもったいないです!!
これまで全身黒を避けていた男性は、今回の記事を読んで積極的に取り入れてみてください。
Contents
全身黒ファッションはダサい?
全身黒ファッションがダサいと思われるいくつかの理由を紹介します。
一つ一つを読んでいくと実はイメージが先行しているのはわかるはずです。
そしてそのイメージがなぜ定着したのかも書いてみました。
地味な印象
これはもう見たままですね。
色の中で一番地味な色を全身に使ってるので、当たり前といえば当たり前です。
ただし「派手 = おしゃれ」ではないのも事実です。
そもそもおしゃれの要素はカラー(色)だけではありません。
おしゃれをカラーだけで見てしまうとダサいと思われるかもしれないですが、カラーはおしゃれの1つの要素にしかすぎません。
安易なコーディネート
全身を一色でコーディネートしているのでそう思われるのでしょう。
しかも黒という誰でも使える色なので「無難」とか「安易」と思われるのでしょうね。
もちろん「冒険」をするおしゃれもありますが、冒険をしなくても十分おしゃれはできます。
無難なおしゃれに物足りないと感じた人が冒険をすればいい話で、ちょっとおしゃれと思われる程度なら冒険をしなくても十分可能です。
つまり無難で安易なコーディネートでもおしゃれはできるということです。
カッコつけてる感
ビジュアル系のバンドや夜の仕事をしている男性は全身黒が多いです。
その影響なのか狙って「カッコつけてる」と思われるのでしょうね。
おしゃれは「自然」で「さりげなく」がポイントなので、あえて全身黒ファッションをしているように思われると、狙って「カッコつけてる」印象を与えてしまうようです。
黒に対するイメージ
色としては黒は地味ですが、相手に与えるインパクトは大きいです。
その結果、視線を集めやすく余計に全身黒の印象が強くなります。
色には必ずイメージというものがあり、赤なら熱いイメージ、青なら涼しいイメージ、白なら清潔感のイメージ。
これはほとんどの人が同じイメージを持ってると思います。
そして黒に対してもイメージがあると思いますが、多くの人がネガティブなイメージを連想すると思います。
そんなネガティブなイメージの黒を全身に纏っていることもダサいと思われる一因と考えられます。
ただ、どんな色にも良いイメージと悪いイメージがあります。
確かに黒はネガティブなイメージが先行しますが、使うアイテムを選べば黒の良いイメージとインパクトの大きさを利用し、おしゃれを強調させることも可能です。
オタクっぽい
オタクの人は全身黒を好むようで、その影響で全身黒がダサいと思われているようです。
個人的にはオタクの人のイメージは、チェックのネルシャツにダボっとしたデニム(ジーパン)の印象がありますけどね。
仮にオタクの人が全身黒のファッションをしているとして、おしゃれに見えないのは全身黒なのが理由でしょうか?
例えば、全身赤や青のファッションをすればおしゃれに見えるでしょうか?
オタクの人がおしゃれに見えないのは、全身黒のファッションが原因ではなく、シルエットや着こなし方に原因があるからで、全身黒が原因ではないはずです。
全身黒ファッションのメリット
全身黒ファッションがダサいと思われる理由を紹介しましたが、次は全身黒ファッションのメリットをお伝えします。
黒ファッションのメリットを理解できれば、全身黒でも十分おしゃれができると思えるはずです。
大人っぽく見える
黒のイメージには「クール」「シック」「男性的」「強い」など、大人なイメージがあります。
逆にカラフルな色には子供っぽいイメージがあります。
黒のイメージを上手く利用することで、大人っぽさを出すことができます。
日本人は外国人と違い童顔で子供っぽい体型なので、大人っぽく見せるには黒は大変便利な色になります。
そして大人っぽい印象が強くなる黒を使うことで、おしゃれな大人コーデがやりやすくなります。
メンズファッションでのおしゃれな大人コーデは大人っぽさと子供っぽさのMIXになります。
大人っぽさを作るには「きれいめ」や「ドレス」と呼ばれる大人なアイテムを使い、子供っぽさを作るには「カジュアル」と呼ばれる子供っぽいアイテムを使います。
例えばスーツで使われるテーラードジャケット、白シャツ、スラックス、革靴は大人アイテムになり、カジュアルな印象が強いパーカー、Tシャツ、ジーパン(デニム)、スニーカーなどは子供っぽいアイテムになります。

おしゃれな大人コーデを目指すなら、全体で見た時に大人っぽさを強くする必要があります。
8:2、7:3、6:4、比率の決まりは特にありませんが、必ず大人っぽさが強くなるようにしてください。
10代、20代の若さがあれば5:5など多少子供っぽく見えても問題ないのですが、私のような「おやじ世代」が子供っぽく見えてしまうとダサくなります。
普段、スーツ姿のビシッとした姿で大人な雰囲気を出していると、悪い意味でギャップを感じてしまい周囲をガッカリさせてしまいます。
そうならないためにも必ず大人っぽさが強くなるようにしてください。
仕事の時はスーツなので10:0で大人っぽさ全開。
休日は0:10で全身カジュアルに統一する男性が多いのですが、実はこの全身統一が世の男性を子供っぽくてダサいファッションにしているのです。
顔つきや体型が大人っぽい外国人なら、0:10の全身カジュアルでも大人っぽさが残り、おしゃれに見えます。
それだけ顔や体型がファッションに与える影響が大きいということですが、この影響は逆の場合も然りで、童顔で子供っぽい体型の日本人が外国人と同じ0:10の全身カジュアルを真似すると、大人っぽさが残らず老けた子供のようになってしまいます。
この大人っぽさと子供っぽさをMIXさせるのが、おしゃれの基本であり法則になります。
この法則に関してはMBさんのブログや、MBさんの書籍「最速でおしゃれに見せる方法(電子限定特典付き)」で詳しく解説されています。
このように黒を使うことでバランスをドレスへ傾けることができるので、おしゃれな大人コーデでは黒アイテムは大変便利なアイテムとなります。
シルエットが綺麗になる
黒には細く見せる視覚効果があります。
メンズのシルエットには以下の4つがあり
- Iライン・・・上下細身
- Aライン・・・下半身にボリュームを出す
- Yライン・・・上半身にボリュームを出す
- Oライン・・・上下にボリュームを出す
上下のボリュームが少なく細身でスタイリッシュなIラインが最もドレスが強くなります。
他のシルエットはIラインに比べるとカジュアル寄りにはなりますが、綺麗なシルエットというだけでカジュアルを弱めることができます。
「きれいめ」という言葉があるように、「きれい」はアイテムだけではなくシルエットを綺麗にすることでもドレスライクになります。
シルエットに関してはこちらの記事でも詳しく解説してるので参考にしてください。
IラインやYライン、Aラインでは細い部分が必ず必要になります。
細い部分を作るにも黒は大変重宝します。
なにより細いシルエットはスタイリッシュで、それだけでおしゃれに見えたりするものです。
コーディネートがしやすい
全身黒ファッションなのでコーディネートは楽です。
色数が増えればそれだけカジュアルが増えるのですが、黒は色の中で最もドレスが強く、さらに全身黒となると相当ドレスが強くなります。
なので最終的にドレスを強くする必要があるおしゃれな大人コーデでは、全身黒にするだけでバランスはドレスに傾いているので、どんなデザインのアイテムを使っても問題なかったりします。
逆に全身カラフルな色のほうがカジュアルが強くなり、子供っぽさが増してしまいコーディネートが難しくなります。
全身黒ファッションのおしゃれコーデ
全身黒ファッションはおしゃれな大人コーデの基本である、ドレスとカジュアルのバランス作りにとても便利なことが理解できたかと思います。
次はさらに全身黒ファッションを活かすコーディネートを紹介します。
カジュアルアイテムを使う
全身黒ファッションはドレスライクになる反面、「カッコつけてる感」や「キメてる感」が出過ぎることがあります。
「カッコつけてる感」や「キメてる感」を崩すにはカジュアルなアイテムを使うといいですよ。

- トップス:GU(XL)ウィメンズ
- パンツ:ユニクロ(27)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)


- トップス:GU(S)
- パンツ:GU(M)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

カジュアルアイテムのロンTを使ったコーデになります。
ロンTの子供っぽさを全身黒で弱めています。
パンツには細いストライプが入っているので厳密には全身黒ではありませんが、白が少しはいるだけでもコーデが優しくなります。

- ジャケット:ユニクロ(S)
- トップス:GU(XL)ウィメンズ
- パンツ:ユニクロ(M)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

黒のテーラードジャケットと黒スラックスだとドレスがかなり強くなるので、パーカーとスニーカーで崩しました。

- アウター:GU(S)
- トップス:ユニクロ(S)
- パンツ:マルカワ(M)
- シューズ:GU(26)

黒のステンカラーコートはドレスが強いアイテムなので、全身黒になると相当ドレスが強くなるので、カジュアルな印象が強いジャージを使って崩しました。
シルエットで崩す
全身黒はとにかくドレスが強いので、多少ラフなシルエットになっても子供っぽくはなりません。
逆に、だらしないシルエットになっても全身黒なら大崩れしないとも言えます。

- トップス:GU(XL)ウィメンズ
- パンツ:ユニクロ(L)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

ビッグサイズの黒パーカーとワイドパンツでOラインを作り、ラフなシルエットで黒のドレスを崩しました。
だいぶゆるいコーデですが全身黒にすることでカジュアルになり過ぎるのを防いでいます。
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- ブルゾン:GU(S)
- トップス:GU(XL)ウィメンズ
- パンツ:ユニクロ(27)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

着丈の短いアイテムは子供っぽい印象になったりしますが、黒を使うことでカジュアルを弱められます。
要所要所に白を入れることでコーデが優しくなります。
白を使う
最後は白を使うですが、白以外の色でも差し色やアクセントとして使えますが、同じモノトーンの白が一番使いやすいと思います。
そしてちょっと白を入れるだけで全身黒が一気にやりやすくなります。
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- トップス:GU(M)
- インナー:GU(S)
- パンツ:グローバルワーク(S)
- シューズ:グローバルワーク(M)

インナーに白のロングタンクトップを使って白を入れました。
黒のTシャツとワイドパンツでシルエットでも崩し、白のタンクトップと白サンダルで白の統一感も出しています。
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- トップス:ユニクロ(M)
- インナー:GU(S)
- パンツ:GU(S)
- シューズ:GU(25)

インナーにも白を使い、白靴下と合わせることで白の統一感を出しています。
白靴下の破壊力は抜群で、全身黒の「カッコつけてる感」を簡単に崩してくれます。

- トップス:GU(S)
- インナー:GU(S)
- パンツ:ユニクロ(L)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

インナーに白のロングタンクトップを使って白を入れています。
スニーカーにも白が入っており、タンクトップと合わせることで白の統一感も出しています。

- トップス:ユニクロ(S)
- インナー:ユニクロ(S)
- パンツ:ユニクロ(M)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

白のタートルネックと白スニーカーで白の統一感を出しています。
首元、腰、足元と白を散らすことで統一感がより強まり、全身黒のドレスを崩しています。

- アウター:ユニクロ(S)
- トップス:ユニクロ(S)
- インナー:ユニクロ(S)
- パンツ:ユニクロ(M)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

黒が非常に強いライダースに白のタートルネックをアクセントとして使いました。
タートルネックは知的な印象があるので、ライダースのワイルドとタートルネックのインテリをMIXさせたコーデになります。
まとめ
男性の全身黒ファッションがおしゃれだと理解頂けたでしょうか。
間違っても「男は黒に染まれ」なんてことは意識しないでくださいね。
おしゃれな大人コーデに慣れてくると”あえて”黒を入れることが多くなります。
理由は、黒は簡単に大人っぽくしてくれる便利アイテムだからです。
つまり困った時の頼みの綱的な存在です。
それほど黒アイテムは使えるアイテムなので、大人っぽさを強くする必要があるおしゃれな大人コーデでは、むしろ黒アイテムを使わない理由を知りたいくらです。
パーカーはカジュアルアイテムなので、子供っぽい印象になったりしますが、黒を使えばカジュアルを弱めることができます。
ビッグサイズのパーカーと黒スキニーでシルエットに遊びがあるYラインでも崩しています。