ワイドパンツを使ったメンズコーデですが、実は夏の季節とワイドパンツの相性がめちゃくちゃ良いことをご存知ですか?
ワイドパンツは下半身にボリュームが出るので、メンズコーデのシルエットとしてはAラインかOライン(エッグシルエット)になります。
シルエットに関してはこちらの記事で詳しく解説していますが
上半身のボリュームを少なくし下半身にボリュームを持たせるAラインシルエット。
上半身も下半身もボリュームがあるOライン(エッグシルエット)。
ワイドパンツを使ったメンズコーデでは基本的にはこの2つのシルエットを作ることになります。
夏の季節は使うアイテムが限られており、特に上半身は薄着になることが多いです。
例えばTシャツやポロシャツ、半袖Tシャツなどですが、半袖のアイテムは袖がない分ボリュームが少ないアイテムになることが多く、ここにワイドパンツを合わせると綺麗なAラインを作ることができます。
あとはOライン(エッグシルエット)ですが、Oライン(エッグシルエット)は上半身と下半身にボリュームが必要となります。
夏の暑い季節にはピタッとしたIラインシルエットでも問題ないのですが、ゆったりとしたシルエットでラフに着こなせばリラックスした印象を出すことができます。
Oライン(エッグシルエット)ならそのような着こなしが可能で、下半身にボリュームを出すためワイドパンツを使用します。
このように、ワイドパンツで作れるシルエットのAラインとOラインが夏コーデと非常に相性が良いのです。
今回は、ワイドパンツを使ったメンズの夏コーデを解説するので、Iラインシルエットに慣れてきた、または飽きてきた方はぜひ取り入れてみて下さい。
おしゃれな大人コーデ
はじめにおしゃれな大人コーデの基本を解説します。
既におしゃれな大人コーデの基本を理解している方は飛ばして頂いて構わないのですが、これからおしゃれな大人コーデに挑戦する方はしっかりとインプットしてください。
夏コーデに限った話ではなく、メンズコーデでおしゃれな大人っぽさを出すには必須の理論となります。
メンズファッションでのおしゃれな大人コーデの基本は大人っぽさと子供っぽさのMIXになります。
大人っぽさを作るには「きれいめ」や「ドレス」と呼ばれる大人なアイテムを使い、子供っぽさを作るには「カジュアル」と呼ばれる子供っぽいアイテムを使います。
例えばスーツで使われるテーラードジャケット、白シャツ、スラックス、革靴は大人アイテムになり、カジュアルな印象が強いパーカー、Tシャツ、ジーパン(デニム)、スニーカーなどは子供っぽいアイテムになります。

おしゃれな大人コーデを目指すなら、全体で見た時に大人っぽさを強くする必要があります。
8:2、7:3、6:4、比率の決まりは特にありませんが、必ず大人っぽさが強くなるようにしてください。
10代、20代の若さがあれば5:5など多少子供っぽく見えても問題ないのですが、私のような「おやじ世代」が子供っぽく見えてしまうとダサくなります。
普段、スーツ姿のビシッとした姿で大人な雰囲気を出していると、悪い意味でギャップを感じてしまい周囲をガッカリさせてしまいます。
そうならないためにも必ず大人っぽさが強くなるようにしてください。
仕事の時はスーツなので10:0で大人っぽさ全開。
休日は0:10で全身カジュアルに統一する男性が多いのですが、実はこの全身統一が世の男性を子供っぽくてダサいファッションにしているのです。
顔つきや体型が大人っぽい外国人なら、0:10の全身カジュアルでも大人っぽさが残り、おしゃれに見えます。
それだけ顔や体型がファッションに与える影響が大きいということですが、この影響は逆の場合も然りで、童顔で子供っぽい体型の日本人が外国人と同じ0:10の全身カジュアルを真似すると、大人っぽさが残らず老けた子供のようになってしまいます。
この大人っぽさと子供っぽさをMIXさせるのが、おしゃれの基本であり法則になります。
この法則に関してはMBさんのブログや、MBさんの書籍「最速でおしゃれに見せる方法(電子限定特典付き)」で詳しく解説されています。
ワイドパンツと夏の相性
冒頭でもお伝えしましたが、ワイドパンツと夏の相性は抜群です。
ワイドパンツで作ることができるAラインですが、夏はボリュームの無い半袖のトップスを使ったりすることが多いので、ワイドパンツを合わせると綺麗なAラインを作ることができます。
また、暑い季節には肌にピタッとしたシルエットよりも、ゆったりとしたラフな着こなしがしたくなるもので、大きめサイズのトップスを使えばOライン(エッグシルエット)が完成します。
このように、夏の季節とワイドパンツの相性が抜群なのがわかるかと思います。
とはいえ、他の季節にワイドパンツが使えないかといえばそんなことはなく、春や秋にはGジャンのような着丈の短いアウター、冬ならライダースやブルゾンなどのアウターを使ってAラインを作ることができます。
ロングコートのように面積が大きいアイテムを使えばOライン(エッグシルエット)も作れます。
まぁ、ぶっちゃけどの季節でも相性良いですw
今が夏なので夏とワイドパンツは相性が良いと書いてますが、多分、冬には「冬とワイドパンツは相性が良い」と書いてると思います。
今回の記事ではワイドパンツを使った夏コーデを紹介しますが、夏は使うアイテムが少ないので比較的シンプルに考えることができるという意味では初心者向けかもしれませんね。
ワイドパンツを使ったメンズ夏コーデ
ワイドパンツを使ったメンズ夏コーデを画像で解説します。
文章だけより画像があったほうがわかりやすいと思うので、WEARのワイドパンツを使ったメンズ夏コーデ画像を使って解説したいと思います。


こちらもTシャツとグレーのパンツを使ったOライン(エッグシルエット)
そこまでパンツにボリュームがあるわけではないので、若干Iラインにも近いシルエットですね。
Oライン(エッグシルエット)のように太めのシルエットはカジュアル寄りになるので、シューズには革靴を使って色はモノトーンかモノトーン+1色に抑えるのが無難です。

黒Tシャツを使ったOライン(エッグシルエット)になります。
黒はドレスが強い色なので大人っぽさが増します。
画像のコーデではグレー系のパンツを使っていますが、黒のパンツで全身黒コーデにしてもいいですし、夏の全身黒コーデに抵抗があるなら、インナーに白を使って画像のコーデのように差し色として使うのもありですね。

青のTシャツと白スニーカーで爽やかなOライン(エッグシルエット)になっています。
全体の色数はモノトーン+1色に抑え、ワイドパンツの黒でしっかりと大人っぽくし、白スニーカーとインナーの白で白の統一感を出しています。
大人要素や統一感を取り入れて明るい青でも子供っぽくならないような工夫が見られます。

白シャツとワイドパンツのAラインシルエットになります。
白シャツはドレスが強いアイテムなので、シューズを白スニーカーにすることでカジュアルダウンさせています。
白シャツとの白の統一感も生まれています。
細かいことですが、シャツの襟がバンドカラーを使っているので、通常のレギュラーカラーよりもカジュアルダウンしています。

半袖の開襟シャツ(オープンカラーシャツ)とワイドパンツでOラインシルエットを作っています。
半袖のトップスはボリュームが無いことが多いのですが、大きめサイズの半袖シャツで前を開けばボリュームが出るので、ワイドパンツと合わせてOライン(エッグシルエット)が作れます。

半袖シャツの前を閉じてボリュームを抑えれば、ワイドパンツを使ってAラインシルエットを作ることができます。
開襟シャツ(オープンカラーシャツ)はインナーのシャツを見せなければ大人っぽさと色気を出せますし、インナーを見せれば差し色やアクセントとなります。
画像のように黒シャツの下に白Tシャツを使い、インナーを見せることで黒シャツの「キメすぎ感」や「カッコつけ感」を弱めることができます。

黒の半袖Tシャツと黒のワイドパンツでOライン(エッグシルエット)を作っています。
シャツの前を閉じればAラインシルエットになりますね。
半袖シャツを袖まくりすることでよりボリュームが無くなり、さらに腕を太くたくましい印象にすることができます。
インナーのTシャツはチラ見せでもいいですし、画像のように全面に見せるのもありです。
タックインとタックアウトの着こなしもできるので、半袖シャツは1枚あるだけでコーデの幅が広がります。

長袖シャツとワイドパンツでOライン(エッグシルエット)を作っています。
長袖シャツは半袖よりもボリュームがあり、大人っぽい印象も強くなるのでおしゃれ初心者向けといえます。
暑い夏には腕まくりをすることで涼しくもなりますし、ボリュームが無くなるのでAラインも作りやすいです。
まとめ
ワイドパンツとメンズの夏コーデが相性良すぎるということで、WEARのコーデ画像を使って解説しました。
夏以外のどの季節でもワイドパンツを使ったコーデは問題なくできるし、どの季節でも相性が良いというのが本当のところです。
ただ、AラインシルエットはIラインに比べると若干難しいシルエットになります。
季節に関係なくワイドパンツは着こなすのに慣れが必要だったりするので、Aラインは初心者向けではありません。
ワイドパンツを使ったシルエットでは、おそらくOライン(エッグシルエット)の方が簡単だと思います。
Oライン(エッグシルエット)は足首のボリュームを無くすのがコツで、ちょっと雑な言い方ですが、とりあえずロールアップさせればなんとかなったりしますよ。
ビッグサイズのTシャツとワイドパンツを使ったコーデになります。
色もモノトーンなので非常にシンプルなコーデですが、Oライン(エッグシルエット)にすることでおしゃれな感じが増しますよね。
Oライン(エッグシルエット)は裾が細く(テーパード)なっているか、丈が短いパンツで足首のボリュームを無くすのがコツです。
足首のボリュームが無くなることでアルファベットのOや卵の形になります。