コートもカーディガンもロング丈が好きな高道です。
あ、シャツもロング丈のロングシャツが好きだったりします。
着丈の長いアイテムは羽織るだけで大人っぽくしてくれるので好んで使います。
特にロングコートなんかは、身長が高くないと似合わないイメージがあるかと思います。
私の身長は163cmなので身長は低いほうです。
だけど、ロングコートのように着丈の長いアイテムが似合うと、ロングコートが似合うのに身長が低いわけがないと思われたりするので、あえてロングコートを好んで羽織ったりします。
カーディガンは通常丈でも大人っぽい印象を出すことができますが、着丈の長いロングカーディガンの方が大人っぽさをだせます。
そしてロングコートと同様に身長が高くないと似合わないイメージがあったりするので、ロングカーディガンが似合うような着こなしをすることで、身長が高いとは思われなくても低いとは思われないはずです。
今回の記事ではメンズの秋のロングカーディガンコーデを解説します。
ロングカーディガンが似合うための着こなし方も解説しますので、ロングカーディガンに限らずロングコートでも似合う着こなしができるようになるはずです。
Contents
- 1 おしゃれな大人コーデ
- 2 ロングカーディガンの着こなし
- 3 秋のロングカーディガンコーデ
- 3.1 ロングカーディガン × デニム(ジーパン)
- 3.2 ロングカーディガン × スラックス
- 3.3 ロングカーディガン × ワイドパンツ
- 3.4 ロングカーディガン × スウェットパンツ
- 3.5 ロングカーディガン × タートルネック
- 3.6 ローゲージロングカーディガン
- 3.7 ロングカーディガン × ケミカルデニム
- 3.8 ロングカーディガン × チェックパンツ
- 3.9 ロングカーディガン × デニムシャツ
- 3.10 ロングカーディガン × チェックシャツ
- 3.11 ロングカーディガン × ボーダー
- 3.12 ロングカーディガン × スウェットシャツ
- 3.13 ロングカーディガン × ワイドパンツ
- 3.14 ロングカーディガン × パーカー
- 4 まとめ
おしゃれな大人コーデ
はじめに、おしゃれな大人コーデの基本を解説します。
ロングカーディガンが似合うような着こなしをするには、実はおしゃれな大人コーデの基本が大事になります。
結局、似合うか似合わないかはおしゃれに見えるかどうかなわけで、おしゃれに見えれば似合って見えるものです。
なので、まずはおしゃれな大人コーデの基本をしっかりとインプットしましょう。
メンズファッションでのおしゃれな大人コーデの基本は大人っぽさと子供っぽさのMIXになります。
大人っぽさを作るには「きれいめ」や「ドレス」と呼ばれる大人なアイテムを使い、子供っぽさを作るには「カジュアル」と呼ばれる子供っぽいアイテムを使います。
例えばスーツで使われるテーラードジャケット、白シャツ、スラックス、革靴は大人アイテムになり、カジュアルな印象が強いパーカー、Tシャツ、ジーパン(デニム)、スニーカーなどは子供っぽいアイテムになります。

おしゃれな大人コーデを目指すなら、全体で見た時に大人っぽさを強くする必要があります。
8:2、7:3、6:4、比率の決まりは特にありませんが、必ず大人っぽさが強くなるようにしてください。
10代、20代の若さがあれば5:5など多少子供っぽく見えても問題ないのですが、私のような「おやじ世代」が子供っぽく見えてしまうとダサくなります。
普段、スーツ姿のビシッとした姿で大人な雰囲気を出していると、悪い意味でギャップを感じてしまい周囲をガッカリさせてしまいます。
そうならないためにも必ず大人っぽさが強くなるようにしてください。
仕事の時はスーツなので10:0で大人っぽさ全開。
休日は0:10で全身カジュアルに統一する男性が多いのですが、実はこの全身統一が世の男性を子供っぽくてダサいファッションにしているのです。
顔つきや体型が大人っぽい外国人なら、0:10の全身カジュアルでも大人っぽさが残り、おしゃれに見えます。
それだけ顔や体型がファッションに与える影響が大きいということですが、この影響は逆の場合も然りで、童顔で子供っぽい体型の日本人が外国人と同じ0:10の全身カジュアルを真似すると、大人っぽさが残らず老けた子供のようになってしまいます。
この大人っぽさと子供っぽさをMIXさせるのが、おしゃれの基本であり法則になります。
この法則に関してはMBさんのブログや、MBさんの書籍「最速でおしゃれに見せる方法(電子限定特典付き)」で詳しく解説されています。
ロングカーディガンの着こなし

おしゃれな大人コーデは大人っぽいドレスと子供っぽいカジュアルをMIXさせ、最終的にドレスを強くする必要があります。
ドレスかカジュアルかはまずデザインで分けることができます。
例えばシャツのデザインはドレスですし、パーカーのデザインはカジュアルというようにです。
しかし、カーディガンのようなニット素材はデザインだけではなく、編み目の細かさや糸の太さでもドレスとカジュアルに分かれます。
スーツで使われる編み目の細かいカーディガンはハイゲージと呼ばれドレス寄りになります。
編み目の荒いザックリとしたカーディガンはローゲージと呼ばれカジュアル寄りになります。
ワッフルニットのようにハイゲージとローゲージの中間をミドルゲージと呼んだりします。
ハイゲージのカーディガンを使えばドレス寄りになりますし、ローゲージのカーディガンを使えばカジュアル寄りになるわけです。
さらに着丈の長いアイテムは大人っぽさが増すので、ロングカーディガンはローゲージでもドレス寄りの印象になり、ハイゲージならよりドレスが強くなります。
他にもドレスとカジュアルはシルエットや色でも分けることができます。
シルエットは細くてスタイリッシュだとドレス寄りになり、太くてラフだとカジュアル寄りになります。
そして色は、白、黒、グレーのモノトーンは大人っぽいドレス色になり、明るくカラフルな色は子供っぽいカジュアル色になります。
通常、ローゲージのカーディガンはモコモコするためスタイリッシュな印象が弱くなるのですが、ロングカーディガンのように着丈が長いと、モコモコとしたローゲージカーディガンでもスタイリッシュな印象になります。
そして色をモノトーンにすれば、編み目に関係なく羽織るだけで大人っぽくしてくれる便利なアイテムがロングカーディガンになります。
では、どのようにしてロングカーディガンが似合うような着こなしをすればはよいか。
先程、ロングカーディガンは羽織るだけで大人っぽくなる便利アイテムとお伝えしましたが、ロングカーディガンでは他のアイテムの組み合わせなどはそこまで考える必要はありません。
なぜなら、羽織るだけで大人っぽくなるからです。
重要なのは組み合わせるアイテムではなく、全体のシルエットを綺麗にすることです。
メンズのシルエットには以下の四つがあり
- Iライン・・・上下細身
- Aライン・・・下半身にボリュームを出す
- Yライン・・・上半身にボリュームを出す
- Oライン・・・上下にボリュームを出す
上下のボリュームが少なく細身でスタイリッシュなIラインが最もドレスが強くなります。
他のシルエットはIラインに比べるとカジュアル寄りにはなりますが、綺麗なシルエットというだけでカジュアルを弱めることができます。
「きれいめ」という言葉があるように、「きれい」はアイテムだけではなくシルエットを綺麗にすることでもドレスライクになります。
シルエットに関してはこちらの記事でも詳しく解説してるので参考にしてください。
ロングカーディガンのように面積が広いアイテムはボリュームがあるアイテムになります。
上半身にボリュームが出るということは、ロングカーディガンで作れるシルエットはYラインかOラインになります。
何も考えなくても作れるシルエットは細身のパンツを使ったYラインです。
ロングカーディガンはボリュームがあり、さらにドレスが強いアイテムになるので、思考停止で細身のパンツさえ履けば綺麗なYラインが完成しおしゃれに見えます。
おしゃれに見えるということはロングカーディガンが似合うということになり、着丈の長いロングカーディガンが似合うということは身長が低いわけがない。
結果的には全てが良い方向に行くわけです。
ロングカーディガンではYラインだけではなくワイドパンツを使ったOラインも作れます。
Oラインを作るポイントとしては、ワイドパンツは裾がシュッと細くなったシルエットか、アンクル丈のように丈が短かったりロールアップで丈を短くするなどして、足首のボリュームを少なくすることでOラインが作りやすくなります。
このように、ロングカーディガンをおしゃれに着こなすには、アイテムの組み合わせよりも全体のシルエットの方が重要になります。
具体的にはYラインかOラインを作るようにする。
そしてこれはロングカーディガンに限らず、ロングコートや他の着丈の長いアイテムでも同じ着こなしになります。
秋のロングカーディガンコーデ
ここまでは文章だけで解説してきたので、最後にロングカーディガンを使ったメンズ秋コーデを画像で解説します。
ここで使っているアイテムはほとんどがユニクロとGUです。
ユニクロやGUのシンプルなアイテムで、色もモノトーンが中心ですが、十分おしゃれに見せることは可能なので参考にして頂ければと思います。
ユニクロやGUは財布に優しいのも嬉しいところです。
※どっちがGUでどっちがユニクロか忘れている部分があるので、サイズ含めて違っていたらすみません。
※撮影時:163cm | 56kg | 体脂肪12%
ロングカーディガン × デニム(ジーパン)

- カーディガン:ユニクロ(M)ウィメンズ
- Tシャツ:ユニクロ(S)
- パンツ:ユニクロ(27)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

ロングカーディガン × スラックス

- カーディガン:ユニクロ(S)ウィメンズ
- Tシャツ:GU(M)
- パンツ:ユニクロ(M)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

ロングカーディガンとスラックスを使った秋コーデになります。
ロングカーディガンもスラックスもグレーで統一することでより大人っぽさが強くなります。
黒の無地Tシャツに革靴でだいぶドレスが強くなっているので、シューズはスニーカーで崩すのもありです。
ロングカーディガン × ワイドパンツ

- カーディガン:ユニクロ(M)ウィメンズ
- Tシャツ:ユニクロ(S)
- パンツ:ユニクロ(L)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

ロングカーディガンとワイドパンツの秋コーデになります。
黒を多めに使うことでかなりドレスが強くなっているので、カジュアルが強い赤スニーカーで崩しています。
あえて赤スニーカーを使っていますが、黒スニーカーでも問題ありませんし、むしろ黒スニーカーの方が無難だと思います。
ロングカーディガン × スウェットパンツ

- カーディガン:ユニクロ(M)ウィメンズ
- Tシャツ:ユニクロ(S)
- パンツ:ユニクロ(S)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

ロングカーディガンとスウェットパンツの秋コーデになります。
黒のロングカーディガンはドレスが強いので部屋着感が強いグレーのスウェットパンツを使ってもサマになります。
革靴を使うことでより大人っぽさを強くしています。
ロングカーディガン × タートルネック

- カーディガン:ユニクロ(M)ウィメンズ
- タートルネック:ユニクロ(S)
- パンツ:ユニクロ(28)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

ロングカーディガンとタートルネックの秋コーデになります。
首元が高いアイテムは大人っぽさが強くなり、黒のタートルネックはよりドレスが強くなります。
カーディガンとセーターを同じ素材と色で合わせることをアンサンブルと呼び、非常に大人っぽさが強くなります。
黒のタートルネックと黒のロングカーディガンでアンサンブル的な着こなしをすればドレスがかなり強くなり、カジュアルが強いケミカルデニムを合わせても大人っぽさがあります。
ローゲージロングカーディガン

- カーディガン:ユニクロ(M)ウィメンズ
- ロンT:GU(S)
- パンツ:ユニクロ(S)
- シューズ:GU(26)

編み目の荒いローゲージのロングカーディガンを使った秋コーデになります。
ハイゲージのカーディガンよりカジュアル寄りになりますが、ロング丈で黒色だとドレスライクな着こなしが可能です。
スラックス、革靴と合わせることでより大人っぽさが増します。
ロングカーディガン × ケミカルデニム

- カーディガン:ユニクロ(M)ウィメンズ
- ロンT:GU(S)
- パンツ:ユニクロ(28)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

ロングカーディガンとケミカルデニムの秋コーデになります。
黒のロングカーディガンのドレスが強いので、ケミカルデニムを使っても子供っぽくなりません。
シューズは革靴を使ってよりドレスライクに。
ロングカーディガン × チェックパンツ

- カーディガン:ユニクロ(M)ウィメンズ
- ロンT:GU(S)
- パンツ:GU(M)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

ロングカーディガンとロンTの秋コーデになります。
子供っぽい印象が強いロンTですが、カーディガンを羽織ることで露出する面積が少なくなり、さらに黒で統一させればアンサンブル的な着こなしとなりドレスが強くなります。
子供っぽい印象があるチェックパンツと合わせても大人っぽい印象になります。
ロングカーディガン × デニムシャツ

- カーディガン:ユニクロ(M)ウィメンズ
- シャツ:GU(S)
- パンツ:ユニクロ(S)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

ロングカーディガンとデニムシャツの秋コーデになります。
カジュアルアイテムのデニムシャツですが、黒のロングカーディガンを使ってドレスライクにしています。
カジュアルアイテムのスウェットパンツを使ってますが、細身の黒はそこまでカジュアルが強いわけではありません。
面積が広いロングカーディガンは上半身にボリュームが出るので、細身のスウェットパンツでYラインを作っています。
ロングカーディガン × チェックシャツ

- カーディガン:ユニクロ(M)ウィメンズ
- シャツ:ユニクロ(XL)
- パンツ:ユニクロ(27)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

ロングカーディガンとチェックシャツの秋コーデになります。
チェックシャツは子供ぽい印象になったりしますが、黒のロングカーディガンでドレスライスにし、さらにスキニーで綺麗なYラインを作り大人っぽくしています。
ロングカーディガン × ボーダー

- カーディガン:ユニクロ(M)ウィメンズ
- ボーダー:ユニクロ(XL)ウィメンズ
- パンツ:ユニクロ(S)
- シューズ:GU(26)

ロングカーディガンとボーダーの秋コーデになります。
ボーダーはカジュアルな印象が強いのですが、ロングカーディガンを羽織って露出する面積を少なくしています。
さらにドレスアイテムのスラックスと革靴で大人っぽさを強くしています。
ロングカーディガン × スウェットシャツ

- カーディガン:ユニクロ(M)ウィメンズ
- スウェット:GU(XL)ウィメンズ
- パンツ:GU(S)
- シューズ:GU(26)

ロングカーディガンとスウェットシャツ(トレーナー)の秋コーデになります。
ロングカーディガン、ビッグサイズのスウェットシャツ(トレーナー)、そしてワイドパンツと、全体的にゆったりとさせたコーデになります。
シルエットがゆるいので色は黒とグレーに抑えてカジュアルが強くなりすぎないようにしています。
ロングカーディガン × ワイドパンツ

- カーディガン:ユニクロ(M)ウィメンズ
- ニット:ユニクロ(L)
- パンツ:ユニクロ(L)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

ロングカーディガンとセーターの秋コーデになります。
こちらもロングカーディガン、ビッグサイズのセーター、ワイドパンツを使ったゆるコーデになります。
色は白と黒の2色に抑えることでドレスライクにしています。
ロングカーディガン × パーカー

- カーディガン:ユニクロ(M)ウィメンズ
- パーカー:GU(XL)ウィメンズ
- パンツ:ユニクロ(S)ウィメンズ
- シューズ:GU(26)

ロングカーディガンとパーカーの秋コーデになります。
ロングカーディガンとパーカーを黒で統一することでドレスを強くし大人っぽさを出しています。
パーカーのフードとロングカーディガンで上半身にボリュームが出るので、細身のパンツさえ使えば部屋着感の強いスウェットパンツでもドレスライクな着こなしが可能です。
まとめ
メンズの秋のロングカーディガンコーデを解説しました。
ロングカーディガンに限らずロングコートなど、着丈の長いアイテムを着こなす際はシルエットはYラインかOラインを作るようにしましょう。
最も簡単なのは細身のパンツを使ったYラインで、スキニーを履けば間違いなくYラインができますし、細身のスラックスやスウェットパンツでも可能です。
ロングコートでおしゃれな着こなしができるようになれば、他の着丈の長いアイテムでもおしゃれな着こなしができるようになり、コーデの幅が一気に広がるので是非挑戦してみてください。
ロング丈のアイテムは難しい印象を持たれることがありますが、シルエットさえちゃんと作れれば問題ありません。
ただし、色数はモノトーンかモノトーン+1色に抑えたほうがコーデは優しくなります。
ロングカーディガンとデニム(ジーパン)の秋コーデになります。
着丈の長いアイテムは大人っぽい印象が強くなるので、カジュアルアイテムのデニム(ジーパン)でもドレスライクな着こなしが可能です。