おしゃれに見えるメンズコーデの法則があるのをご存知ですか?
おしゃれになりたい男はこの法則を覚えることでおしゃれになれます。
正確には
おしゃれに見られます!
それこそユニクロのようなシンプルなデザインの服でも、メンズコーデの法則を覚えることでおしゃれに見せることが可能です。
ただし!
おしゃれの定義は人それぞれ違うので、派手で奇抜なおしゃれはこの法則の限りではないのですが、例えば10人中10人全員が70点以上をつけるおしゃれはできます。
若い年代なら派手で奇抜なファッションも大いにアリですが、中年の”おやじ”は普通なのにおしゃれ、無難なコーデをするのが安全です。
これまでおしゃれに無頓着だったり、苦手意識がある”おやじ”ならなおさら無理はしないようにしましょう。
では、早速おしゃれになりたい男必見のメンズコーデの法則を解説します。
メンズコーデの法則(概要)
紹介するメンズコーデの法則は現役メンズバイヤーのMBさんが提唱するメンズコーデの法則になります。
40歳まで全くおしゃれではなかった私ですが、MBさんのメンズコーデの法則を覚えたことでおしゃれに見られるようになりました。
それもハイブランドの高い服や奇抜な服を使ってのファッションではなく、ユニクロやGUをメインに普通の誰でも持っているような服でおしゃれに見せることができることを知りました。
若い頃からファッションを追い続けていたわけでも、ファッション業界で働いていたわけでもありません。
メンズコーデの法則を覚え、あとは毎日3時間以上WEARなどでコーデ画像を見続けることを3ヶ月実践しただけです。
仮にメンズコーデの法則を知らなければ、コーデ画像を何十時間、何十日間と見続けても全くわからない、真似できない可能性はあったと思います。
それだけこのメンズコーデの法則は重要になります。
おしゃれになりたい男がまず覚えるべきメンズコーデの法則、それは大人っぽさと子供っぽさのMIXになります。
大人っぽさを作るには「きれいめ」や「ドレス」と呼ばれる大人なアイテムを使い、子供っぽさを作るには「カジュアル」と呼ばれる子供っぽいアイテムを使います。
例えばスーツで使われるテーラードジャケット、白シャツ、スラックス、革靴は大人アイテムになり、カジュアルな印象が強いパーカー、Tシャツ、ジーパン(デニム)、スニーカーなどは子供っぽいアイテムになります。

おしゃれな大人コーデを目指すなら、全体で見た時に大人っぽさを強くする必要があります。
8:2、7:3、6:4、比率の決まりは特にありませんが、必ず大人っぽさが強くなるようにしてください。
10代、20代の若さがあれば5:5など多少子供っぽく見えても問題ないのですが、私のような「おやじ世代」が子供っぽく見えてしまうとダサくなります。
普段、スーツ姿のビシッとした姿で大人な雰囲気を出していると、悪い意味でギャップを感じてしまい周囲をガッカリさせてしまいます。
そうならないためにも必ず大人っぽさが強くなるようにしてください。
仕事の時はスーツなので10:0で大人っぽさ全開。
休日は0:10で全身カジュアルに統一する男性が多いのですが、実はこの全身統一が世の男性を子供っぽくてダサいファッションにしているのです。
顔つきや体型が大人っぽい外国人なら、0:10の全身カジュアルでも大人っぽさが残り、おしゃれに見えます。
それだけ顔や体型がファッションに与える影響が大きいということですが、この影響は逆の場合も然りで、童顔で子供っぽい体型の日本人が外国人と同じ0:10の全身カジュアルを真似すると、大人っぽさが残らず老けた子供のようになってしまいます。
この大人っぽさと子供っぽさをMIXさせるのが、おしゃれの基本であり法則になります。
この法則に関してはMBさんのブログや、MBさんの書籍「最速でおしゃれに見せる方法(電子限定特典付き)」で詳しく解説されています。
メンズコーデの法則(実践)
メンズコーデの法則は、大人っぽい「きれいめ」や「ドレス」と呼ばれるアイテムと、子供っぽい「カジュアル」と呼ばれるアイテムのMIXになるのですが、大人っぽさと子供っぽさはアイテム単体で判断するものではありません。
実はここがおしゃれを面白くしているところであり、逆に難しくしているところでもあります。
例えば、スーツで使われるシャツだから大人アイテム、部屋着で使われるスウェットだから子供アイテムというように、アイテム毎にキッチリ分かれているわけではありません。
大人アイテムと子供アイテムを決める見るべきポイントは
- デザイン
- シルエット
- 色(素材)
この3つになります。
この3つのポイントの総合値で大人っぽさと子供っぽさが確定するのです。
デザイン
まずデザインですが、スラックスはドレスが強いアイテム、デニムはカジュアルが強いアイテムなど、デザインを見ればなんとなく大人っぽさと子供っぽさがわかりますよね。
スーツで使われるようなアイテムはドレスアイテムとなり、スーツで使わないアイテムはカジュアルアイテムになります。
なので、テーラードジャケット、シャツ、スラックス、革靴は大人アイテムです。
大人アイテムって少なくね?
そう思われた方は鋭い!!
そうなんです。
アメカジの影響なのか日本のメンズファッションではドレスが強い大人アイテムって少ないんです。
そりゃ休日の”おやじ”が子供っぽい服装になってしまいダサいと言われるのも頷けます。
これではおしゃれな大人コーデができないかと言えば、そんなことはありません。
スーツで使われるようなアイテムをベースにカジュアルアイテムをMIXさせれば問題ありません。
とはいえ、カジュアルが強すぎるアイテムを使ってしまうと、全体でドレスよりもカジュアルが強くなってしまうので、必ずドレスの方が強くなるよう調整します。
では、どのようなアイテムを使えば良いか?
シンプル!!
とにかくシンプルを心がけるようにしてください。
間違いなくシンプルなアイテムの方がコーデが優しくなります。
逆におしゃれな大人コーデをするのに使うべきではないアイテムは、裾や袖や襟を折り返すとチェックの柄が入っていたり
主張が強い柄が入っていたり
「それ必要?」っていう装飾が付いていたり
このようなデザインのアイテムはカジュアルが強く子供っぽい印象になります。
とにかくシンプルを意識するようにしましょう。
無地、無地、無地!
メンズコーデの法則を理解するまでは最初は無地だけ扱うようにしてもいいくらいです。
無地だけでも十分おしゃれを楽しむことは可能です。
無地だと地味になると思われるかもしれませんが、派手か地味かが重要なのではなく、おしゃれかダサいかが重要なのです。
派手でおしゃれをするのはすごく難しいです。
それができる男性ならこのブログを読んでないと思うので、まずは地味を使ったおしゃれを目指しましょう。
特に”おやじ”くらいになると地味なほうが渋さが出てますし、多くの方から共感を得られると思いますよ。
シルエット
次はシルエットになります。
シルエットの考え方としては
- アイテムのシルエット
- 全体のシルエット
この2つになります。
まずアイテムのシルエットは、単純にアイテムが細いか太いかです。
基本的には細いシルエットはスタイリッシュで大人な印象になり、ダボっとしたシルエットはカジュアルで子供っぽくなります。
同じデニムで比較するとわかりやすいと思いますが、細いデニムは大人っぽいですよね
逆に太くてダボっとしたデニムは子供ぽくなります。
勘違いしないで頂きたいのが、太くてダボっとしたパンツがダメなのではなく、大人っぽいコーデには難しいアイテムであるということです。
上記画像のダボっとしたデニムコーデですが、全くダサいと思わないですよね。
理由はテーラードジャケット、シャツ、革靴でドレスを作っているからです。
デニム以外は全て大人アイテムを使ってバランスを調整していますよね。
太いパンツはAラインシルエットを作るのに便利なアイテムなので、決してダメなアイテムではないのですが、おしゃれ初心者には難しいアイテムであるのも事実です。
そういった意味では細身のアイテムは基本的には大人っぽく見えるので、最初は細身のシルエットを使うようにするのが無難ですね。
全体のシルエットに関しては、Iラインシルエットなら上下細身のアイテムを使えばいいのですが、YラインやAラインを作る際には上下どちらも細身というわけにはいきません。
Yラインならアウターやトップスにボリュームを出す必要があり、Aラインならパンツにボリュームを出す必要があります。
アイテム単体で考えると細身を使えば間違いはないのですが、おしゃれなメンズコーデの法則が理解できてきたら、シルエットでも遊んで頂きたいと思います。
その時は”あえて”大きめのサイズを選んでYラインやAラインに挑戦してみてください。
シルエットに関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。
色(素材)
最後は色(素材)になります。
色は白、黒、グレーの無彩色と呼ばれるモノトーンはドレス色で大人っぽい色になり、カラフルな色はカジュアル色で子供っぽい色になります。
モノトーンの中でも黒は最もドレスが強いため、細身のシャツで色が黒だとかなりドレスが強くなります。
ドレスが強すぎてキメてる感が出過ぎるのでカジュアルアイテムを多用するのがポイントです。
逆に黒シャツのドレスを活かしてカジュアルが強いコーデに使うのもアリですね。

色に関してはモノトーン以外の色は全てカジュアルというような単純な話ではなく、色の強さをあらわす明度や彩度も関係してきます。
同じ赤でもワインレッドのように落ち着いた赤と鮮やかな赤では印象が全く違いますよね。
あくまでもカラフルであればあるほどカジュアルが強くなるので、鮮やかな赤はカジュアル寄り、落ち着いた赤はドレス寄りとなります。
これは赤だけの話ではなく他の色でも考え方は同じです。
色以外では素材もドレスとカジュアルを決めるのに重要な要素となります。
同じシャツでもパリッとしたブロードはドレスが強くなり、オックスのように厚手の生地やリネンのようなシワが強い生地はカジュアル寄りになります。
ツヤのあるレザー、レーヨン、ベロアなどはドレス寄りで大人っぽくなり、コットンのようにシワが目立つ素材はカジュアル寄りで子供っぽくなります。
色に関してはこちらの記事でも解説しています。
色以外にもツヤやシワもおしゃれな男になるのに必要と考えると、覚えることが多くて大変な印象をもたれるかもしれませんが、考えることは1つ
全体的に大人っぽくする!
最終的に目指すところはここです。
全体的に大人っぽくするため
- シンプルなアイテム
- 細身のアイテムでスタイリッシュ
- モノトーンでシワのないもの
この3つを解説してきたわけです。
つまり大人っぽいコーデをするにはここまで考える必要があり、逆にここまで考えれば自然と大人っぽい服装になっているということです。
これまでおしゃれに無頓着だったり苦手意識があった”おやじ”は、間違いなくこんなことは考えていなかったはずです。
少なくとも私は考えていませんでした。
だから初めてこのメンズコーデの法則を知った時には全身に電気が走るような感覚でした。
意識が変われば行動が変わり、行動が変われば結果が変わる。
結果が目に見えてわかるファッションなので変化を感じやすく、変化が感じられれば自信に繋がります。
日本の全ての”おやじ”が自信を持って元気になってほしい!
“おやじ”はダサいの象徴ではないということを証明したいので、MBさんの書籍はぜひ読んでもらいたいですね。
ハイブリッドの存在
最後に簡単にハイブリッドアイテムのことを紹介します。
ハイブリッドアイテムとはスキニーデニムやニット素材のアイテムなどです。
つまりドレスとカジュアルの両方の要素が入ったアイテムで、アイテム自体にドレスとカジュアルの要素がMIXされているものです。
黒のスキニーデニムはシルエットや色は大人っぽくなりますが、生地はデニムなのでカジュアルの要素もあります。
ニットセーターやカーディガンもスーツで使われる網目の細かいハイゲージニットは大人っぽいアイテム。
一方で網目の荒いローゲージニットはカジュアル寄りの子供っぽいアイテムになります。
このように1つのアイテムに大人っぽさと子供っぽさの2つの要素がMIXされたアイテムをハイブリッドと呼びます。
メンズコーデの法則に慣れてくると、ハイブリッドアイテムは細かいバランス調整ができる非常に優秀なアイテムだと気づくようになりますよ。
まとめ
おしゃれになりたい男はメンズコーデの法則を覚えるのが1番の近道です。
メンズコーデの法則は
いかに大人っぽくするか!
これだけです。
これにつきます。
今回の記事の中ではデザイン、シルエット、色(素材)の他にハイブリッドまで登場しましたが、考え方は1つです。
いかに大人っぽくするか!
メンズファッションでは大人アイテムが少なく、周りにも子供っぽい服装の”おやじ”が多いかもしれませんが、そんな中でもいかに大人っぽい服装をするかだけを考えるようにしてください。
とにかく大人っぽくです。
なんなら一旦スーツ姿になって少しずつカジュアルアイテムに変えて感覚を掴んでもいいですね。
全身スーツが10として、そこから少しずつカジュアルアイテムに変更する、つまり引き算をしていくということです。
そう考えるとメンズコーデの法則を覚えてからは、服を着る際は足し算と引き算ばかりしている気がします。
メンズコーデで100点をもらおうと思ったらセンスが必要になりますが、10人中10人から70点以上をもらうならドレスとカジュアルの計算だけでいけますよ。
“おやじ”はセンスよりも計算の方が強いと思うので、ぜひメンズコーデの法則をマスターして下さい。
細身のケミカルジーンズを使ってYラインシルエットも作っています。