メンズファッションで無難な服装やコーデがわからない!!
そもそも
無難って何?
そう感じている男性は意外と多いのではないでしょうか。
何が無難で、何が危険なのかがわからないから、無難なコーデを目指しましょうと言われてもピンとこない。
そこで今回は、メンズファッションでの無難な服装やコーデを紹介します。
Contents
無難な服装とは
はじめに、なぜ無難な服装やコーデが好まれるのか?
無難と聞いてイメージするのは
- 特色がない
- 目立たない
- 平凡
- 面白くない
- 地味
このようなに、あまり良いイメージがなかったりします。
無難な男と言われると、”つまらない男”と言われているような気がしたりしますが、メンズファッションでおしゃれをするには”無難”が基本(ベース)になります。
ファッションの好みは人それぞれ違うので、10人いたら10人全員が満点のファッションをするのは難しいです。
10人全員が満点は難しくても、10人全員が70点以上を付けるファッションをすることは可能です。
それが無難なファッションになります。
あくまでも”無難”の域を超えずにおしゃれをする。
無難なアイテム、無難な色、無難な組み合わせ、全てが無難なのにおしゃれに見える。
これを無理して奇抜なコーデをすると、周りからは理解されず
よくわからない!!
このように思われてしまい、10人中1〜2人は100点を付けるかもしれませんが、残りの人からは低評価になる可能性があります。
10人中1でも100点をつければ、それはそれでセンスのあるコーデなのかもしれませんけどね。
ここからは、無難なメンズファッションをするための具体的なコーデ方法を紹介するのですが、その前にこれだけは覚えておいて下さい。
無難な服装やコーデは
自然にさりげなく
無難なアイテムを使っても、どこか不自然であからさまだと、その瞬間に無難ではなく、奇抜に傾いてしまいます。
奇抜まではいかなくても、10人全員が70点以上だったのが50点に下がったり、低評価をする人が出てきたりするので気をつけて下さい。
おしゃれな大人コーデ
メンズファッションで無難な服装やコーデをするなら、おしゃれな大人コーデが簡単で確実になります。
なので、まずは最初におしゃれな大人コーデの基本を紹介します。
メンズファッションでのおしゃれな大人コーデの基本は、大人っぽさと子供っぽさのMIXになります。
大人っぽさを作るには「きれいめ」や「ドレス」と呼ばれる大人なアイテムを使い、子供っぽさを作るには「カジュアル」と呼ばれる子供っぽいアイテムを使います。
例えばスーツで使われるテーラードジャケット、白シャツ、スラックス、革靴は大人アイテムになり、カジュアルな印象が強いパーカー、Tシャツ、ジーパン(デニム)、スニーカーなどは子供っぽいアイテムになります。

おしゃれな大人コーデを目指すなら、全体で見た時に大人っぽさを強くする必要があります。
8:2、7:3、6:4、比率の決まりは特にありませんが、必ず大人っぽさが強くなるようにしてください。
10代、20代の若さがあれば5:5など多少子供っぽく見えても問題ないのですが、私のような「おやじ世代」が子供っぽく見えてしまうとダサくなります。
普段、スーツ姿のビシッとした姿で大人な雰囲気を出していると、悪い意味でギャップを感じてしまい周囲をガッカリさせてしまいます。
そうならないためにも必ず大人っぽさが強くなるようにしてください。
仕事の時はスーツなので10:0で大人っぽさ全開。
休日は0:10で全身カジュアルに統一する男性が多いのですが、実はこの全身統一が世の男性を子供っぽくてダサいファッションにしているのです。
顔つきや体型が大人っぽい外国人なら、0:10の全身カジュアルでも大人っぽさが残り、おしゃれに見えます。
それだけ顔や体型がファッションに与える影響が大きいということですが、この影響は逆の場合も然りで、童顔で子供っぽい体型の日本人が外国人と同じ0:10の全身カジュアルを真似すると、大人っぽさが残らず老けた子供のようになってしまいます。
この大人っぽさと子供っぽさをMIXさせるのが、おしゃれの基本であり法則になります。
この法則に関してはMBさんのブログや、MBさんの書籍「最速でおしゃれに見せる方法(電子限定特典付き)」で詳しく解説されています。
更に使うアイテムだけではなく、以下の三点を意識することで、無難な服装のレベルが上がります。
- シルエット
- カラー(色)
- 先端3首
それぞれのポイントを解説します。
シルエット
メンズファッションの基本シルエットは「Iライン」「Aライン」「Yライン」「Oライン」の4種類になります。
Iラインを作るにはトップスはジャストサイズ、パンツはスキニーやスラックスの細身のシルエットを選びます。
上下ともに細身のサイズを選ぶだけなので、最も簡単に作れるシルエットで、ドレスも強いです。
さらに一番”無難”が強いシルエットなので、まずはIラインを目指すことをおすすめします。
次にAラインですが、トップスはジャストサイズでパンツにボリュームのあるものを使います。
トップスとパンツのボリューム差が重要で、中途半端なボリューム差だと逆に野暮ったくなってしまいます。
そのためIラインシルエットよりもコーデの難易度が上がりますが、ワイドパンツを使うことでAラインシルエットが作りやすくなります。
Iラインよりもラフでカジュアルになるため、使うアイテムや色でドレスを作る必要があります。
Yラインシルエットは、Aラインとは逆にトップスにボリュームを出し、パンツは細身のシルエットを使います。
トップスにボリュームを出すにはビッグシルエットやビッグサイズを使うのですが、Aラインと同じく中途半端なボリューム差だと逆に野暮ったくなるので、Iラインよりもコーデの難易度が上がります。
YラインもAラインと同じく、Iラインよりもラフでカジュアルになるため、使うアイテムや色でドレスを作る必要があります。
上半身のボリュームはサイズ感だけではなく、面積でも変わってきます。
例えば、着丈の長いロングコートも面積が広くボリュームがあるアイテムなので、細身のパンツを合わせることで簡単にYラインが完成します。
また、着丈の長いアイテムはドレスが強くなるので、ロングコートを使ったYラインはおしゃれ初心者におすすめです。
最後はOラインシルエット。
Iラインシルエットが、最も簡単に作れるシルエットとお伝えしましたが、人によっては体型の関係でIラインが難しい場合があります。
ムチムチ、ピチピチのIラインは逆にぽっちゃり体型を際立たせてしまい、着ている本人もストレスを感じたりします。
そのような時におすすめなのが、Oラインシルエットです。
トップスはゆったりとさせ、パンツもゆったりとさせる。
ただし、足首はシュッとスマートにさせる必要があります。
具体的には、膝から裾へ向かって細くなるテーパードシルエットや、ロールアップや裾上げで足首を露出させる方法です。
足首をスマートにさせないと、ラフでカジュアルな印象が強くなりすぎるため、足首をスマートにさせ卵の形(シルエット)を目指しましょう。
カラー(色)
カラー(色)は白、黒、グレーのモノトーンを使うことでドレスが強くなり、カラフルな色を使うとカジュアルが強くなります。
無難な服装やコーデでは基本はモノトーンを中心に使うようにしましょう。
もしモノトーン以外も使うなら、全体の色数をモノトーン+1色に抑えることでコーデがしやすくなります。
モノトーンほど無難な色はありませんので、モノトーンが基本色だと忘れないで下さい。
先端3首
先端3首とは
- 首元
- 手首
- 足首
この三カ所になります。
どんなにドレスアイテムを使ってコーデをしても、この3首がだらしないとそれだけで野暮ったく、だらしない印象になってしまいます。
Oラインシルエットを作る際は、足首をスマートにさせる必要がありますが、他のシルエットでもそれは同じです。
足首にシワが溜まった状態をクッションと呼び、クッションがあると一気に野暮ったくなります。
足首だけではなく、シャツの袖や首周りもスマートな印象になるようにしましょう。
ボリュームのあるシャツなどを使った際は、袖は腕まくりするなどして、足首と同じように手首も露出させることを意識するといいですよ。
首元に関しては、ヨレヨレなTシャツは論外ですし、無駄に開きすぎているデザインは避けるようにしたほうが無難です。
あくまでも”自然にさり気なく”が無難なので、あからさまだと不自然さが際立ち、人によっては受け入れられなかったりします。
シャツの襟やタートルネックなど、首元の高いアイテムは大人っぽさが増すので、無地の白シャツは非常に使いやすくおすすめです。
首元、手首、足首、この3首をスマートにすることで、無難な服装やコーデでもおしゃれな印象が増します。
アイテムを使ったドレスとカジュアルのMIXだけではなく、シルエット、カラー(色)、先端3首、これを実践することで10人全員が70点以上を付ける無難な服装になります。
無難なおしゃれコーデ
最後に、メンズファッションの無難なおしゃれコーデを紹介します。
使っているアイテムはどれも定番アイテムですが、シルエット、色、先端三首を意識するだけで、無難な服装やコーデがおしゃれになります。
Tシャツ
- トップス:CALUX
- インナー:RAGEBLUE
- シューズ:CONVERSE

- トップス:MONKEY TIME
- パンツ:Acne Studios
- シューズ:MR.OLIVE

デニム(ジーパン)はカジュアルが強いアイテムなので、革靴を使ってドレスを強めています。
デニムは色が薄くなるほどカジュアルが強くなるので、色の濃いものを使ったほうがコーデが優しくなります。
- トップス:Steven Alan
- インナー:RAGEBLUE
- パンツ:Lui’s
- シューズ:Dr.Martens

色の中で最もドレスが強いのが黒になります。
全身黒はドレスが強くなりすぎ、キメてる感がでたりしますが、Tシャツはカジュアルアイテムなので、全身黒でもそこまで気になりません。
インナーに白を使い、チラ見せすることでアクセントになります。
シャツ
- トップス:STUDIOUS
- パンツ:STUDIOUS
- シューズ:Dr.Martens

ドレスアイテムのシャツで、白シャツは清潔感も出るため非常に使いやすいアイテムです。
カジュアルアイテムのデニムを使っていますが、白シャツと革靴でドレスを強めています。
シャツの袖とパンツの裾をスマートにすることで、スタイリッシュな印象を出せます。
- トップス:LIDnM
- インナー:RAGEBLUE
- パンツ:MONKEY TIME
- シューズ:MR.OLIVE

チェックのシャツを使ったコーデになります。
チェックは子供っぽい印象が強くなったりするので、少し難しいアイテムになります。
重ね着などで、チェックの露出面積を少なくすればカジュアルが弱まります。
- トップス:RALPH LAUREN
- パンツ:RAGEBLUE
- シューズ:Dr.Martens

ストライプシャツを使ったコーデになります。
無地の次に使いやすい柄はストライプになります。
ボリュームのあるシャツに細身のパンツでYラインを作っています。
- トップス:ONES STROKE
- インナー:GLOBAL WORK
- パンツ:MONKEY TIME
- シューズ:adidas

デニムシャツを使ったコーデになります。
デニムシャツもカジュアルが強いアイテムなので、初心者向けのアイテムではありません。
細身の黒パンツに黒スニーカーで、下半身をドレス寄りにさせ、シルエットもIラインにしてカジュアルを弱めています。
トレーナー
- アウター:無印良品
- トップス:Champion
- インナー:ユニクロ
- パンツ:GU
- シューズ:CONVERSE

トレーナー(スウェットシャツ)を使ったコーデになります。
トレーナーもカジュアル寄りのアイテムなので、無難なファッションでは無地のモノトーンを使うのがおすすめです。
シャツの襟を見せることでドレス要素を入れていますが、ステンカラーコートの存在感が大きいですよね。
ステンカラーコートはドレスが強いアイテムなので、羽織るだけで大人っぽくなります。
面積が広いので、細身のパンツを使えば簡単にYラインが完成します。
- トップス:MONO-MART
- インナー:MONO-MART
- パンツ:MONKEY TIME
- シューズ:adidas

トレーナーにシャツを重ね着したコーデになります。
トレーナーにモノトーン以外を使っていますが、全体の色数をモノトーン+1色に抑えることでカジュアルが強くなるのを抑えています。
パーカー
- アウター:LIDnM
- トップス:yotsuba
- パンツ:MONKEY TIME
- シューズ:MHL.

パーカーはカジュアルが強いアイテムなので、無地のモノトーンが使いやすいです。
着丈の短いアウターもカジュアル寄りなので、全体的に黒を多めにすることでドレスを強めています。
シューズに明るい白スニーカーを使うことで、アクセントになっていますね。
- アウター:ユニクロ
- トップス:yotsuba
- パンツ:GU
- シューズ:NIKE

パーカー、デニム、スニーカーで、カジュアル寄りのアイテムを多用していますが、ステンカラーコートのドレスでカジュアルを弱めています。
パーカーのフード、リュック、ステンカラーコートで上半身にかなりボリュームが出ているので、細身のパンツで綺麗なYラインを作っています。
- アウター:LIDnM
- トップス:MONKEY TIME
- パンツ:LIDnM
- シューズ:MR.OLIVE

こちらもパーカーとロングコートで上半身にボリュームを出し、細身のパンツでYラインシルエットを作っています。
パーカーとロングコートは非常に相性が良いので、無難だけどおしゃれな印象を強めるのにはおすすめです。
- アウター:UNDERCOVER
- トップス:ユニクロ
- インナー:RAGEBLUE
- パンツ:EDWIN
- シューズ:Dr.Martens

こちらもパーカーを使ったコーデになりますが、着丈の短いアウターはカジュアル寄りになったりするので、黒を使うとコーデが優しくなります。
シューズにも革靴を使い、Iラインを意識することでドレス寄りになります。
- アウター:LIDnM
- トップス:UNUSED
- パンツ:LIDnM
- シューズ:Dr.Martens

パーカーとライダースのコーデになります。
ライダースのようなレザーのツヤ感はドレス寄りになりますが、デザインがカジュアルなライダース。
Iラインを意識したり、革靴を使うことでバランスが調整しやすくなります。
- アウター:GU
- トップス:GU
- パンツ:MONO-MART
- シューズ:RAGEBLUE

テーラードジャケットとスラックス、さらに革靴でドレス強めの組み合わせですが、パーカーを使ってカジュアルをMIXさせています。
テーラードジャケットのように襟が寝ているデザインは首元が寂しいのですが、パーカーのフードが首元の寂しさを解消してくれます。
ニット
- トップス:Acne Studios
- インナー:LIDnM
- パンツ:LIDnM
- シューズ:Dr.Martens

ニットは、編み目の細かいものはドレス寄りになり、編み目のざっくりとしたものはカジュアル寄りになります。
インナーに襟の高いシャツやタートルネックを重ね着すればドレスが強まります。
上記画像のコーデは、スラックス、革靴でよりドレスが強くなっていますが、ニットにモノトーン以外の色を使ってバランスを調整しています。
- アウター:LIDnM
- トップス:crepuscule
- パンツ:Acne Studios
- シューズ:MR.OLIVE

ステンカラーコートにタートルネック、革靴でドレス強めですが、デニムとリュックでカジュアル要素を入れています。
ステンカラーコートのベージュにデニムの青で、色数を増やすことでもバランスをとっています。
シルエットはYラインになりますね。
- アウター:LIDnM
- トップス:GU
- パンツ:LIDnM
- シューズ:Dr.Martens

ニットとライダースのコーデになります。
編み目の細かいハイゲージのニットは知的な印象があり、ライダースのワイルドな印象とMIXさせています。
黒を多めにしてIラインシルエットでドレスを強めていますね。
- トップス:coen
- インナー:RAGEBLUE
- パンツ:BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS
- シューズ:alfredoBANNISTER MEN’S

編み目の粗いザックリとしたニットセーターになります。
スラックスと革靴、さらにシャツの襟を見せることでドレスを強めています。
シルエットもIラインで、全体の色も落ちついているので、ドレスライクなコーデですね。
まとめ
今回紹介した無難でおしゃれな服装ですが、使っているアイテムは奇抜なものではなく、本当に無難な定番アイテムばかりですよね。
“無難”だけ聞くとネガティブなイメージがあったりしますが、”無難”なのにおしゃれだと、センスが良いと思われる可能性が高くなります。
無難な定番アイテムは、ユニクロやGUでも購入できる商品ですし、特にユニクロは無難なアイテムのコスパは相当良いです。
是非、おしゃれな大人コーデをマスターして、無難でもおしゃれと思われるファッションに挑戦してみて下さい。
Tシャツはカジュアルアイテムなので、無地のモノトーンを使うことでカジュアルを弱められます。
細身のパンツでIラインを作り、白スニーカーと白Tシャツで白の統一感を出しています。
もっとドレス寄りにしたければ、革靴を使えばドレスが強くなります。