メンズで最も定番のパンツといえば
デニム
メンズなら誰もが一着は持っているのではないでしょうか。
そんな定番アイテムのデニムですが、大人っぽいおしゃれをしようと思うと意外と難しいアイテムになります。
では、なぜデニムでおしゃれが難しいのか?
その理由は
カジュアルが強い
今回の記事では、そんな難しいアイテム、デニムのおすすめの色と、おしゃれに見せる3つのポイントを紹介します。
Contents
おしゃれな大人コーデ
デニムのおすすめの色の前に、おしゃれな大人コーデの基本を紹介します。
この基本が理解できれば、デニムが難しい理由や、おすすめの色、おしゃれに見せるポイントなどの理解が深まりますので、少しだけお付き合い下さい。
メンズファッションでのおしゃれな大人コーデの基本は、大人っぽさと子供っぽさのMIXになります。
大人っぽさを作るには「きれいめ」や「ドレス」と呼ばれる大人なアイテムを使い、子供っぽさを作るには「カジュアル」と呼ばれる子供っぽいアイテムを使います。
例えばスーツで使われるテーラードジャケット、白シャツ、スラックス、革靴は大人アイテムになり、カジュアルな印象が強いパーカー、Tシャツ、ジーパン(デニム)、スニーカーなどは子供っぽいアイテムになります。

おしゃれな大人コーデを目指すなら、全体で見た時に大人っぽさを強くする必要があります。
8:2、7:3、6:4、比率の決まりは特にありませんが、必ず大人っぽさが強くなるようにしてください。
10代、20代の若さがあれば5:5など多少子供っぽく見えても問題ないのですが、私のような「おやじ世代」が子供っぽく見えてしまうとダサくなります。
普段、スーツ姿のビシッとした姿で大人な雰囲気を出していると、悪い意味でギャップを感じてしまい周囲をガッカリさせてしまいます。
そうならないためにも必ず大人っぽさが強くなるようにしてください。
仕事の時はスーツなので10:0で大人っぽさ全開。
休日は0:10で全身カジュアルに統一する男性が多いのですが、実はこの全身統一が世の男性を子供っぽくてダサいファッションにしているのです。
顔つきや体型が大人っぽい外国人なら、0:10の全身カジュアルでも大人っぽさが残り、おしゃれに見えます。
それだけ顔や体型がファッションに与える影響が大きいということですが、この影響は逆の場合も然りで、童顔で子供っぽい体型の日本人が外国人と同じ0:10の全身カジュアルを真似すると、大人っぽさが残らず老けた子供のようになってしまいます。
この大人っぽさと子供っぽさをMIXさせるのが、おしゃれの基本であり法則になります。
この法則に関してはMBさんのブログや、MBさんの書籍「最速でおしゃれに見せる方法(電子限定特典付き)」で詳しく解説されています。
メンズデニムの色
メンズデニムの色は大きく分けて
- 濃い青
- 薄い青
- 黒
- 白
この4種類がありますが、それぞれの特徴を簡単に紹介します。
濃い青
デニムといえばインディゴの青!!
デニムの代表色ですよね。
濃い青はカジュアルアイテムのデニムをドレス寄りにしてくれます。
メンズのアイテムはカジュアルなデザインのものが多いので、濃い色のデニムはコーデに使いやすいアイテムになります。
薄い青
こちらもデニムの代表色ですね。
濃いデニムよりも「デニムらしい」色かもしれません。
濃いデニムに比べるとカジュアルが強くなります。デニム本来のカジュアル感が色濃く出るので大人コーデには難しいアイテムになります。
黒のデニム
ドレスかカジュアルかはデザインやシルエットだけではなく、色や素材も重要な判断基準となります。
黒はドレスが強い色になるので、インディゴデニムよりもドレスライクなアイテムとなります。
着回しも効くので初心者にはありがたいアイテムになります。
白のデニム
最後は白のデニムになります。
デニムに限らず白のパンツはコーデが難しいアイテムです。
ファッションでは重い色は下、軽い色は上にすると安定感が出るのですが、黒などの暗い色は重い色となり、白などの明るい色は軽い色となります。
誰もが無意識のうちに重いものは下(沈む)、軽いものは上(浮く)と認識しているので、ファッションでも同じことが言えます。
白のパンツは軽い色ですが、それを下に持ってきて、暗く重い色を上に持ってくるのは、安定感を崩したコーデになるので、デニムに限らずおしゃれ初心者には白のパンツはおすすめしません。
おすすめの色は?
濃い青、薄い青、黒、白と紹介しましたが、おすすめの色は”濃い青”と”黒”の二色となります。
どちらか一色を選ぶとしたら
濃い青!!
理由は黒のデニムよりもデニムっぽいからという、ちょっと説得力のない理由ですが、折角デニムを履くならデニムらしいインディゴがいいじゃないですか。
黒はデニムというより、黒スキニーの印象のほうが強いですね。
薄い青もデニムらしいと思われるかもしれませんが、薄い青はカジュアルが強すぎるため、子供っぽくなる可能性があります。
使いやすいと言う意味では、濃い青のデニムをおすすめします。
おしゃれに見せる3つのポイント
メンズデニムのおすすめの色は濃い青になりますが、ここからは濃い青のデニムをよりおしゃれに見せる3つのポイントを紹介します。
シンプルなデザイン
メンズデニムでは様々なデザインのデニムがありますが、選ぶべきはシンプルなデザインのデニムです。
刺繍のデザインがあるデニムや
折り返すとチェックの柄があるデニムなど
装飾が施されたデニムではなく、いたってシンプルなデザインのデニムを使ったほうが、コーデが優しくなります。
デニムに限らず柄や装飾が増えるとカジュアル寄りになります。
特にデニムは元々がカジュアルアイテムなので、これ以上カジュアル寄りになるとドレスとカジュアルのバランスが崩れてしまいます。
また、おしゃれは「自然」に「さりげなく」が重要なので、先程の刺繍やチェック柄は「あからさま」となります。
おしゃれな大人コーデは「自然」で「さりげなく」、そして”無難”を意識するようにしてください。
細身のシルエット
次のポイントは細身のデニムを選ぶことです。
細身のシルエットは大人でドレスな印象となり、太めのシルエットは子供っぽいカジュアルな印象となります。
これはデニムも同じで、細身のデニムだとスマートな印象となります。
太めのデニムだと野暮ったい印象となります。

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また、明るい色はカジュアル寄りになり、暗い色はドレス寄りになります。
濃い青のデニムは暗い色なのでカジュアルが弱まります。
シルエットも細身のものを選んで大人っぽいスマートな着こなしをしましょう。
ロールアップ
最後のポイントはロールアップ、裾上げです。
ロールアップをする効果としては、デニムの先端がシュッとすることで全体の印象がスタイリッシュになります。
裾が長くてシワができることをクッションと呼んだりしますが、このクッションがあるだけで野暮ったく見えます。
逆にクッションができないようロールアップさせ、足首を露出せることでスマートに見せることができます。
これはデニムだけではなく他のパンツでも同じことが言えます。
さらにパンツとシューズの色を同じにすると、パンツとシューズの境界線が目立たなくなり足を長く見せる効果もあります。
薄い色はダサい?
青の濃いデニム、シンプルなデザイン、細身のシルエット、ロールアップ、初心者に一番おすすめのデニムはこの条件を満たしたものとなります。
では、薄い色のデニムはダサいのか?
そんなことはありません!!
薄い青のデニムは、濃い青のデニムに比べてカジュアルが強くなります。
そのため、濃い青のデニム以上に他のアイテムでドレスを強くする必要があります。
私もそうでしたが、おしゃれ初心者の方は手持ちのアイテムがカジュアル寄りなことが多いです。
手持ちのアイテムのことを考えると、濃い青のデニムの方が着回しは効くと思いますよ。
ドレスなアイテムが増えてくれば、カジュアルが強い薄い青のデニムを使ったコーデも難しくなくなるで、薄い青のデニムはそれからでも遅くはないかと思います。
ただし、薄い青のデニムを選ぶ際も
- シンプル
- 細身
- ロールアップ
この3つのポイントは忘れないようにしてください。
ダメージデニムはダサい?
濃い青のデニム、薄い青のデニム、もう一つ忘れてはいけないのが
ダメージデニム
ダメージはデニム特有のものですよね。
他のパンツでダメージがあるものは見たことがありません。
そんなデニム特有のダメージデニムも着こなしたいですよね。
ダメージデニムは薄い青のデニム以上にカジュアルが強くなるので、ダメージデニムを使う際はよりドレスを強くする必要があります。
そう言った意味では、ダメージデニムは初心者向けのアイテムではありませんが、ドレスさえ強くすることができればおしゃれ大人コーデは可能です。
ダメージデニムを選ぶ際は、相当細身のシルエットを選ぶのが無難です。
まとめ
メンズのド定番アイテムであるデニム。
おしゃれで大人なコーデをするには、意外と難しいことが理解頂けたでしょうか。
初心者向けには濃い青のデニム、そしておしゃれに見せる3つのポイントをおさえれば、デニムを使ったおしゃれコーデも可能です。
もちろん手持ちのアイテム次第では薄い青のデニム、ダメージデニムでも問題ありません。
「定番アイテム = 使いやすい」ではないので、必ずドレスとカジュアルのバランスは考えるようにして下さい。